Binanceで現物取引を行う際、注文方法は主に指値注文と成行注文の2種類があります。多くの初心者はこの2つの違いがよくわからず、どんな時にどちらを使えばよいか迷います。実は理解するのはそれほど難しくなく、わかってしまえば取引がとてもスムーズになります。Binance公式サイトの取引ページを見ながら確認できます。Binance公式APPをダウンロードしてスマートフォンで操作することも可能です。Appleユーザーの方はまずiOSインストールガイドをご確認ください。
成行注文とは
成行注文は最もシンプルで直接的な注文方法です。購入または売却したい数量(または金額)を入力するだけで、システムが現在の市場で最も有利な価格で自動的に即座に約定してくれます。
成行注文の主な特徴:
- 即座に約定:注文後、ほぼ瞬時に完了します。待つ必要がありません
- 価格をコントロールできない:約定価格を指定することはできず、システムがその時の板情報の価格でマッチングします
- 急ぎの注文に最適:現在の価格が適切だと思い、すぐに売買したい時に使います
例えば、BTCの現在価格が65,000 USDTの時に、1,000 USDTで成行買い注文を出すと、システムが65,000前後の価格で約0.0153BTCを購入してくれます。実際の約定価格は65,001や64,999になることがあり、わずかな差異が生じます。
指値注文とは
指値注文は、自分で価格を指定し、市場価格がその設定価格に達した時にのみ約定する注文方法です。価格が達しなければ、注文はそのまま待機し続けます。
指値注文の主な特徴:
- 価格をコントロールできる:自分でいくらで売買するかを決められます
- 即座に約定するとは限らない:市場価格が設定した価格に達するのを待つ必要があります
- 約定しない可能性もある:価格が設定位置に達しなければ注文は待機し続けます。手動でキャンセルすることも可能です
- 目標価格がある取引に最適:例えばBTCが60,000まで下がったら良い買いチャンスだと考える場合、60,000の指値買い注文を出せます
指値注文の操作例
BTCの現在価格が65,000 USDTで、63,000が良い買い値だと考えた場合:
- 「指値」注文方式を選択します
- 価格欄に63,000と入力します
- 数量欄に購入したいBTC数量(例えば0.01)を入力します
- 「BTC買い」をクリックします
この注文は板情報に掲載され、BTCの価格が63,000以下に下落した時にのみ自動的に約定します。
指値注文と成行注文の選び方
どちらの注文方法を選ぶかは、取引のニーズ次第です。
| 場面 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| すぐに売買したい | 成行注文 | 即時約定で待つ必要なし |
| 明確な目標価格がある | 指値注文 | 価格が到達してから約定 |
| 市場の変動が激しい | 指値注文 | スリッページによる追加コストを回避 |
| 取引量が大きい | 指値注文 | 大口の成行注文は大きなスリッページの原因に |
| 取引金額が小さい | 成行注文 | スリッページの影響は無視できるレベル |
スリッページについての補足説明
スリッページとは、実際の約定価格と注文時に見えていた価格との差異のことです。成行注文は現在の板情報の価格で約定するため、売買板の深さが不十分な場合(一部の小型通貨など)、比較的大きなスリッページが発生する可能性があります。一方、指値注文は価格を指定しているため、スリッページの問題は存在しません。
BTC、ETHなどの主流大型通貨であれば、Binanceでの取引深度は非常に良好なので、成行注文のスリッページは通常無視できるレベルです。ただし時価総額が小さい通貨を取引する場合は、指値注文を使う方が安心です。
2つの注文方法で手数料は同じですか
Binanceでは、指値注文と成行注文の手数料率に違いがあります。
- 成行注文は「テイカー」(Taker)に分類され、手数料率は0.1%です
- 指値注文は板情報に掲載して約定を待つ場合「メイカー」(Maker)に分類され、手数料率も0.1%ですが、一部のVIPレベルではMaker手数料率がより低くなります
BNBによる手数料割引を有効にすれば、さらに25%の割引が受けられます。これは両方の注文方法に適用されます。
よくある質問
Q:指値注文を出した後にキャンセルできますか?
A:いつでもキャンセルできます。「注文一覧」で該当する指値注文を見つけ、「キャンセル」をクリックするだけです。キャンセルに手数料は発生せず、指値注文で拘束されていた資金は即座に利用可能残高に戻ります。
Q:指値注文に有効期限を設定できますか?
A:Binanceのデフォルトの指値注文はGTC(Good Till Cancel)で、約定するか手動でキャンセルするまで有効です。IOC(即時約定またはキャンセル)やFOK(全量約定またはキャンセル)の2つの高度なオプションも選択できます。
Q:初心者はどちらの注文方法から始めるべきですか?
A:初心者の方は成行注文から始めることをおすすめします。操作が最もシンプルで、金額を入力するだけで購入できます。相場に対する自分なりの判断力がつき、どの価格で買いたいかがわかるようになったら、指値注文を試してみてください。